こんにちは! パドルです
今日は最近観て面白かったアニメ「サマータイムレンダ」を紹介します
漫画が原作の作品ですが、私がアニメで観たのでそちらの紹介になります
ジャンルはタイムリープものです
主人公が時間を繰り返して事件を解決に導きます
私はタイムリープものなどの異なる時間を行き来する作品が大好きです
物語の序盤で何気なく描かれていた場面が、後半になって大きな意味を持ってくる展開が多く、とてもワクワクします
今回の「サマータイムレンダ」もそのような伏線がたくさん張られていました
あらすじ紹介
「サマータイムレンダ」のあらすじを簡単に紹介します
主人公である網代慎平は、2年ぶりに故郷である和歌山県の日都ヶ島に帰ってきます
慎平は基本的には冷静沈着な性格で、物事を俯瞰して大局的に考えるのが得意です
日都ヶ島は小さな島で、観光と漁業で成り立っている島です
島に流れ着いてくるものを神様とする独特の信仰があります
慎平がなぜ島に帰ってきたかというと、義理の家族である小舟潮が事故で亡くなってしまったからです
慎平は数年前に両親を亡くし、そのときから小舟家に引き取られていたのでした
潮には妹の澪もいて、その澪から潮が死ぬ前に潮とそっくりな人を見かけたという話を聞きます
また、潮は島の女の子が溺れているのを助ける代わりに命を落としたのですが、その女の子も数日前に自分と同じ姿の人を目撃したそうです
慎平は気になって色々調べてみると、日都ヶ島には「影の病」という風土病があるそうです
自分と同じ姿の「影」を見た人は消えてしまうという病
さらに気になった慎平は、澪と一緒に翌日神社の神主に話を聞きに行くことにしました
神社に向かう道すがら、慎平はとある女性が怪我をして倒れているのを発見します
その女性と話していると、澪が現れます
しかしその澪は私服ではなく制服を着ていました
そう、澪の「影」です
その澪の「影」に、慎平は殺されてしまいます
目を覚ますと、慎平は島に来た日に戻っていました
ここから、慎平と「影」との闘いが始まります
ネタバレなしみどころ紹介
ここからは「サマータイムレンダ」の見どころを紹介していきます
驚きの展開の連続
一つ目は、驚きの展開の連続です
「サマータイムレンダ」では主人公が死ぬと死んだ時点の記憶を持ったまま過去の主人公に意識が上書きされます
つまり、主人公でさえいつ死ぬかわかりません
登場人物が一度死んでしまったら生き返れないという物語は多く、それゆえに登場人物が亡くなったときの衝撃は大きいです
しかし、そのような物語では主人公だけは少なくとも最後まで死なないだろうと思えてしまいます
主人公がどんなに苦戦しても、結局は勝つだろうと考えながら観てしまいます
しかし、主人公も死ぬ可能性があるという設定であれば、展開は広がります
「サマータイムレンダ」でもいきなり慎平が死ぬことがあるので、気づいたら時間が戻っていて
「え…!?」
と思わされる驚きの展開がよくあります
主人公が死んでも物語が続けられるというのは、物語に幅を持たせてくれますよね
敵もループできる
二つ目は、敵もループができることです
物語序盤では慎平しかループができないのですが、とあることをきっかけに敵もループできるようになります
この設定も物語にスリルを持たせてくれます
元々「影」と人間の戦闘力は比べ物になりません
普通に戦ったら「影」の圧勝です
なので、ループができて向こうの動きを先読みすることで何とか五分に持ち込めます
しかし、私のように色んな物語に触れてしまった人間にはこのような考えが浮かびます
「主人公がループできるならいつか勝てるだろ」
ここでも、結局は主人公側が勝つことを前提に物語を見てしまうのです
しかし、「サマータイムレンダ」では敵側もループできるようになり、ただでさえ強力な敵がより強大になります
これは絶望感も増しますが、敵にどうやって勝つのかというワクワク感も増します
ネタバレあり感想
ここからはネタバレありで感想を書いていきます
「サマータイムレンダ」を未視聴の方はご注意ください
ループという設定だからこそ重みを増すシーン
個人的に一番印象に残っているシーンは、10週目のループで南方ひづるが亡くなる場面です
南方ひづるも日都ヶ島の出身で、久しぶりに島に帰ってきました
そして慎平と協力して「影」と戦います
ひづるもループを繰り返すことで何度も亡くなるシーンが描かれますが、10週目のときは他の死とは重みが違います
なぜなら、もうループできないタイミングで亡くなってしまうからです
慎平のループ能力には限界があり、死ぬ度に戻れる時間の幅が短くなっていきます
10週目のひづるの死はそれより前のタイミングに戻れない状態で、喪失感がとても大きかったです
ひづるは超人的な戦闘能力を有していて戦力としてもとても頼りになっていましたし、冷静でまっすぐな性格で慎平たちの精神的支えでもありました
そのひづるがもういない状態でどうやって敵を倒していくのか、その後の展開が特に気になるシーンでした
エピローグ
もう一つのお気に入りはエピローグです
「サマータイムレンダ」は全部で25話ですが、「影」との闘いは24話までで終わります
残り1話はエピローグです
このエピローグでは、「影」がそもそも存在していない世界が描かれます
つまり、普通の日常です
私は壮絶な戦いを経た後の日常回が大好きです
必死に戦ってきて平和を勝ち取り、その平和を満喫している登場人物たちを見ていると、
「本当によかったね」
とうれしくなります
たいていそのような描写はラスト5分か長くても10分くらいで終わってしまうことが多いのですが、「サマータイムレンダ」は丸々1話描いてくれます
慎平がループを繰り返した果ての世界は本当に何気ない日常でした
こういう場面を見ると、普段生きている何気ない日常にとても価値を感じられます
まとめ
今日はアニメ「サマータイムレンダ」を紹介しました
タイムリープもの好きな方には絶対楽しめる作品ですし、先が読めない展開に驚かされること間違いなしです
全25話とそこまで長くないので、気になった方は観てみてください!
漫画がお好きな方は原作でお楽しみください
今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
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