こんにちは! パドルです
今日は私の一番好きなマンガである「HUNTER×HUNTER」について語ります
とても有名な作品なのでわざわざ紹介するまでもないかもしれませんが、語らせてください
HUNTER×HUNTER
なぜ今「HUNTER×HUNTER」なのかと言うと、現在連載中だからです
そして先週の展開が長年のファンにはたまらないもので、
ここに来て一層の盛り上がりを見せています
そもそも「HUNTER×HUNTER」は連載されていることのほうが珍しいマンガで、最近の連載再開は約4年振りのことでした
連載再開して単行本1巻分である10話ジャンプに掲載したら休載して、しばらく経ったらまた再開して…
というのを繰り返しています
私は普段ジャンプを買わないのですが、「HUNTER×HUNTER」が連載しているときだけは買うようにしています
なぜなら、ジャンプに掲載された話が単行本になるのは次の連載再開期間中のことなので、下手したら今回のように4年間新しい話を待ち続けることになってしまうからです
今最高に盛り上がっていると言われている「ONE PIECE」ですら単行本派の私ですが、「HUNTER×HUNTER」だけはジャンプを買ってまで読むほど好きです
もっとも、「ONE PIECE」には長くても4カ月待てば新刊が出るという安心感がありますが…
「HUNTER×HUNTER」の魅力
ここからは個人的に思う「HUNTER×HUNTER」の魅力を語ります
ストーリーの面白さ
まず何といってもストーリーが面白いです
「HUNTER×HUNTER」は、主人公のゴンがハンターである父親に会うために自分もハンターを目指すところから始まります
「ハンター」とは、何かを追い求め続ける仕事のことです
財宝でも、遺跡でも、希少な動物の保護でも、追い求めるものはなんでも構いません
ハンターになるためにはハンター試験に合格することが必要で、最初のストーリーではゴンはハンター試験を受け行きます
その過程でキルア、クラピカ、レオリオなどの仲間に出会います
「HUNTER×HUNTER」には大きなストーリーがいくつかありますが、私が一番好きなのは「キメラアント編」です
読み返す度に泣いてしまうのもこの「キメラアント編」になります
「キメラアント編」は人間とキメラアントとの闘いを描くストーリーになるのですが、各キャラクターの心情描写や人間とキメラアントそれぞれを掘り下げる深いストーリー、先の読めない展開にひたすら感銘を受けました
泣いた場面について詳しくは後ほど取り上げます
設定の深さ
「HUNTER×HUNTER」は設定の深さも魅力です
各キャラクターの背景もとても深いのですが、特に「念」という能力の設定がとても深いです
「念」とは簡単に言えば超能力のようなものなのですが、人間誰もが体から出ているオーラを操れるようになることで、様々な能力が発現します
この能力は大きく分けて6つに分類できるのですが、この分類がとても理にかなっています
よくある能力バトルもののマンガでは、なんだかよくわからないけど設定上超能力が使えるというものが多いです
しかし「HUNTER×HUNTER」では、ともすれば現実世界でもあるかもしれないと思えるほどに、能力の原理が論理的に説明されています
この手順をたどれば自分も「念」を発現させられるのでは、とすら思えます
また「念」能力の設定がとても深いので、「HUNTER×HUNTER」で登場する能力が特に違和感なく入ってきます
また、「念」の重要な概念に
「制約と誓約」
というものがあります
これは、リスクを負い、発動条件を複雑にするほど能力も強大になる、というものです
「制約と誓約」があることで、能力の強さのバランスが保たれ、闘いを面白くしています
キメラアント編
ここからは「キメラアント編」について語ります
「HUNTER×HUNTER」未読な方はご注意ください
ちなみに、キメラアント編はアニメ化もされていますが、個人的にはマンガの演出のほうが泣けました
一番泣けるシーン
「キメラアント編」で一番泣けるシーンですが、
「メルエムとコムギの最期」
です
メルエムとはキメラアントの王で、はじめは世界を統べる者として産まれました
そして人間を選別し、選ばれなかった人間は食糧にしていました
メルエムが侵攻して王となった国は独裁国家でしたので、選別するにはもってこいの政治体制でした
国民を一か所に集めてまとめてやればよいのです
その大集会の準備が整うまでの数日間、メルエムは暇でした
暇だったので人間界のボードゲームをやってみることにしました
メルエムは肉体的戦闘能力も高いですが、知能もずば抜けています
将棋、チェス、囲碁のチャンピオンはものの数時間で倒してしまいました
最後に残ったのはその国の国技である「軍儀」でした
その「軍儀」の世界チャンピオンが
「コムギ」
です
彼女は目が見えず、性格ものんびりしていてどちらかと言えばどんくさいタイプでした
しかし、「軍儀」を打つときは人が変わります
メルエムはコムギにもすぐ勝てるだろうなと思っていたのですが、何度やっても勝つことができません
またメルエムがやっていた人間の選別は身体的能力のみを判断基準にしていました
コムギのように肉体的な能力が低くても、他の秀でた能力がある人間もいることをメルエムは学びます
メルエムとコムギはどんどん心を通わせていきます
そしてハンターたちとメルエムたちとの闘いが始まるのですが、その過程でメルエムの身体は毒に侵されてしまいます
自分の最期を悟ったメルエムがやりたいことは、
「コムギと軍儀を打つこと」
でした
メルエムが最期を迎えるシーンはとても感動的です
毒の影響で段々と目が見えなくなってくるメルエムを表現するために、
マンガの数ページが黒い背景とセリフだけで構成されます
そして最期を迎えた瞬間は、少し輪郭をぼかして二人の姿が描かれます
メルエムはコムギと軍儀を打っているときに
「自分はこのときのために産まれてきたのだ」
と気づきます
最初は残虐で人間を食糧としか思っていなかった存在が、人間の少女と心を通わすことで精神的に成長していく
自分が産まれた意味を自分で見つけ、それに満足しておだやかに最期を迎える
世界を支配するために産まれてきた存在が、大切な人と過ごす時間を一番大切なときだと思える
それはなんて幸せなことなんだろう
こんなことを考えながら、私は「キメラアント編」を読み返すたびに泣いてしまいます
まとめ
今回は「HUNTER×HUNTER」について語らせてもらいました
私は「キメラアント編」が一番好きですが、「ヨークシン編」や「グリードアイランド編」が一番好きな方も多いと思います
それぞれのストーリーによって個性が異なり、どんな人でもどこかしらのストーリーを好きになります
もちろん、現在連載中の「継承線編」の展開も見逃せません
今までで一番複雑なストーリーで、毎話読みごたえがあります
もし「HUNTER×HUNTER」を読んだことがない方は、機会があれば読んでみてください!
今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
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