こんにちは! パドルです
今日は映画「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」の感想です
この映画は、とある富豪が誕生日パーティーの夜に亡くなった事件の真相を追うというミステリーものです
事件を解く探偵役を、ジェームズ・ボンドでお馴染みのダニエル・クレイグが演じています
後ほどストーリーを紹介します
私はミステリーや伏線回収ものの作品が好きで、よく観ています
この映画も公開当時に気になっていたのですが、タイミングが合わず映画館で観ることはありませんでした
この度アマゾンプライムで観られるようになったため、観てみることにしました
視聴後の感想としては、ミステリーというよりお家騒動という側面が印象に残ったのですが、そのあたりも後ほど触れます
ストーリー
とある大富豪が誕生日パーティーの夜に亡くなってしまいます
誕生日パーティーには家族全員、家政婦、大富豪付きの看護師が出席していました
現場の状況から警察は自殺と判断し、家族の事情聴取でも不審な点は見当たりませんでした
事情聴取には探偵も立ち会っていました
彼は匿名で雇われたとのことで、自分が誰に雇われたのかわからないまま現場に来たそうです
今度は探偵が家族に事件当日の状況を訊いてみることにしました
すると、それぞれの家族の証言が微妙にかみ合わないことに気づきます
どうやら、家族は警察に事実を話していなかったようです
探偵は家族から事実を訊き出すことに成功します
そこで、それぞれの家族が大富豪との間に何かしらのトラブルを抱えていたことが明るみに出ます
しかし、それらのトラブルを考慮しても動機としては弱いです
大富豪は警察が判断したとおり自殺だったのでしょうか…?
そして、探偵を雇った人物は誰で、何が目的だったのでしょうか…?
これが「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」序盤のストーリーです
ネタバレあり感想
ここからはネタバレありで感想を語っていきます
この映画を視聴される予定のある方はご注意ください
ミステリー…?
この記事の最初のほうにも書きましたが、この映画はミステリーというより、遺産相続をめぐるお家騒動を描いた物語という印象が強いです
大富豪がどのようにして亡くなったかについては、映画が始まって30分ほどでほぼ明らかになります
この明らかになった真実も最後のほうにもう一度ひっくり返るのですが、そこまで予想外の展開ではありませんでした
それよりも大富豪の家族たちのキャラクターがなかなかに強烈で、そちらに気を取られてしまいます
個性の強すぎるキャラクターたち
大富豪の家族たちはほぼ全員が嫌な奴です
それぞれが人間の醜い部分を前面に押し出しています
世界の中心は自分だと考えているタイプです
映画を観ていると、家族のなかでまともなのは大富豪本人とその母だけに思えます
大富豪の遺産は遺言書によって、すべて大富豪の世話をしていた看護師(名前はマルタ)にわたることになります
その事実が明らかになった瞬間の家族に怒りっぷりはすさまじいものがありました
客観的に見れば、自分の都合を大富豪に押し付けることしかしなかった家族よりも、献身的に尽くしてくれた看護師に遺産をあげてしまうのは当然に思えます
また、遺産がマルタに相続されるとわかった家族たちは、あの手この手でマルタが相続を放棄するよう働きかけます
家族たちの立場に立てば、自分のものになると思っていた遺産がすべて他人の手にわたってしまう結果となったので、醜い行動に出てしまうのもわかりますが
この映画から得られる教訓
「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」を観ていていくつか教訓になったことがあります
どれも当たり前のことなのですが、あらためて大切にしなければならないと感じました
遠くの親戚より近くの他人
映画の内容は、このことわざにぴったりでした
誕生日パーティーに来たかと思ったら、大富豪に自分勝手な要望を押し付けようとする家族よりも、毎日大富豪の世話をし、親身になって接してきたマルタに遺産を遺したいと思うのは自然な流れです
私は今一人暮らしで家族とは離れて暮らしていますが、たまに会ったときもとくに何も考えずに接しています
この映画を観て、もう少し気遣って接しなければと自分を戒めました
親切な人が成功する
もう一つの教訓はこちらです
大富豪から遺産を受け継ぐことになったマルタは、聖人のような優しさをもっています
大富豪に対しては常に優しく接し、自分が危険な状況になっても人を助けようとします
その親切さが黒幕の思惑を打ち破りことになります
親切な人、言い換えると人に与える人が成功するのは科学的にも言われています
そのあたりは以前こちらやこちらの記事にまとめていますので、興味があればお読みください
「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」を観て、あらためて人に親切することの重要性を認識しました
まとめ
今日は映画「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」の感想を記事にしました
ミステリーと言うよりはお家騒動を描いたという側面が強いですが、色々と教訓を得ることができます
登場人物の善悪がはっきり分かれているため、そのあたりが分かりやすく伝わってくるのかもしれません
ダニエル・クレイグが演じている探偵のキャラクターも、今までにない探偵像で新鮮でした
機会があればご覧ください
今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
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