【泣けるアニメといえばこれ】アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」感想

アニメ

こんにちは! パドルです

今日はアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を紹介します

このアニメを一言で表現すると

「泣けるアニメ」

です

アニメ自体は2018年に放送されており、作画に定評がある京都アニメーションが制作していたことで当時から評判になっていました

アニメ終了後も映画が2本制作されています

2本目の映画は物語の完結を描く内容だったのですが、この映画は公開予定が当初よりも大幅に遅れてしまいました

原因は京都アニメーション本社が放火され、数十人のスタッフが亡くなったからです

私は元々京都アニメーションのアニメが好きだったので、この事件を耳にしたときはとても大きな衝撃が走りました

ちなみに、私がアニメに本格的にハマるきっかけとなった作品も、京都アニメーション制作の

「涼宮ハルヒの憂鬱」

でした

事件が起きたせいでもしかしたら「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は公開されないかもしれないと不安になりましたが、2020年に無事に公開してくれました

この映画は私が人生で一番泣けた映画なのですが、その話は次の機会に回します

今日(2022年11月25日)に金曜ロードショーでその映画を放送するので、多くの方に観ていただきたいです

しかし、映画の感動はアニメの物語を踏まえてこそなので、今回はアニメを紹介します

あらすじ

舞台は架空の世界の架空の国です

現実世界に置き換えると、時代は20世紀初頭、国はヨーロッパをイメージしてもらえると近いと思います

その地域では少し前まで国と国との戦争がしていて、終戦直後から物語が始まります

主人公のヴァイオレットは戦争孤児で、戦場で軍の将校に拾われます

その後人間兵器として育てられヴァイオレットは戦場で活躍することになります

戦争が終盤に差し掛かったころ、その将校は弟であるギルベルト少佐にヴァイオレットの世話を任せます

ギルベルトはヴァイオレットに読み書きを教えたりと、普通の少女として育てようとします

しかし今まで人間兵器として育てられたヴァイオレットは、最初は感情をあまり理解できず、うまく表現もできませんでした

それでもギルベルトと過ごすうちに少しずつ人間らしくなっていきます

あるとき、ギルベルトとヴァイオレットは再び戦場に駆り出されます

敵の砦を落とす作戦です

その最中、敵の攻撃を受けてギルベルトもヴァイオレットも負傷してしまいます

ギルベルトは自分がもう動けないと悟り、ヴァイオレットに逃げるように命令します

しかし、ヴァイオレットは言うことをきこうとしません

ヴァイオレットも敵の攻撃で両腕がもげてしまったのですが、それでもギルベルトを噛んで引きずろうとします

そんなヴァイオレットに対して、ギルベルトは優しく語りかけ、最後に

「お前を心から愛してる」

とヴァイオレットに伝えます

ヴァイオレットには、ギルベルトが言っている言葉の意味が理解できませんでした

また大きな砲撃が鳴り響き、ヴァイオレットが目を覚ますとそこは病院でした

戦争も終結し、平和な世の中が訪れようとしていました

ヴァイオレットは必死でギルベルトを探そうとしますが、ギルベルトは亡くなってしまったと聞かされます

それでも信じられないヴァイオレットでしたが、ギルベルトの友人である退役軍人のホッジンズに仕事を紹介されて、郵便局で「ドール」として働くことになります

「ドール」とは、手紙の代筆をする仕事です

当時はまだ識字率がそれほど高くなかったため、そのような仕事が重宝されていました

ヴァイオレットは人の感情を表現することを仕事にしながら、ギルベルトに言われた

「愛してる」

という言葉の意味を考え続けることになります

みどころ

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は基本的には1話完結型です

「ドール」であるヴァイオレットが様々な人の手紙を書いていくうちに少しずつ感情を学んでいきます

毎回ヴァイオレットがメインで関わる人が変わり、そのときに扱われる感情も変わります

したがって、鑑賞者によって刺さる話も違います

人によって一番感動する話は違いますが、必ず感動する話はあります

アニメを観た人同士でどの話がよかったかを話し合うのもとても面白いです

私が一番感動したのは完結編の映画でしたが、アニメで一番感動したのは第10話でした

第10話のテーマは親子愛で母と娘の話です

私は家族の話に弱く、とても感動してしまいました

ネタバレを避けたいので詳しい話は次のトピックで取り上げます

まだ観ていない方は、ぜひ第10話まで観てから次のトピックをお読みください

第10話

ここからはネタバレありですので、アニメ未視聴の方はご注意ください

第10話はアニメのストーリーのなかで私が一番感動した話です

ヴァイオレットはとある家族の家に派遣されることになります

そこには母娘とお手伝いさんが生活している家庭でした

この話は娘の視点を中心に描かれますので、鑑賞者は娘の気持ちに感情移入しやすくなります

母は病気がちであまり娘との時間を確保できていなかったのですが、ヴァイオレットが来てからは娘との時間をさらに削って手紙を書く時間にあてています

娘としてはとても不満です

本を読んでと母にねだっても手紙を書かないといけないからと断られます

「母は自分ではなく、手紙の相手のほうが大事なんだ」

とさらに不満を募らせます

母から病気はそのうちよくなると聞かされていましたが、一向に良くなる気配がありません

そしてついに母は亡くなってしまいました…

母が亡くなってからしばらくして、娘が誕生日を迎えると、娘の元に手紙が届きました

それは、母からの手紙でした

娘は手紙を読んで元気づけられます

それから毎年毎年娘の誕生日になると母からの手紙が届くようになりました

娘の成長に合わせて手紙の内容が考えられていて、手紙は50年間届け続けられました

母の手紙の相手は未来の娘だったのです

自分が亡くなってからも娘を支え続けたいという母の愛にとても感動しました

このシーンは演出も素晴らしく、母の声で手紙が読まれていくなかで娘がどんどん成長する姿が描かれていきます

とても美しい作画と、とても美しい音楽がこのシーンの感動をさらに引き立ててくれます

まとめ

今回はアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を紹介しました

人間の繊細な感情をとても丁寧に描いた作品です

感動を求めている方には間違いなくおすすめできます

各種配信サービスで観られるはずなので、機会があれば観てみてください!

今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!

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